チャンピックスでも止めれない人の特徴

STOP SMOKING 医療機関で処方されている「チャンピックス」は、タバコを吸わなくても平気でいられるようになるので、自然に禁煙に成功するという内服薬です。
ちなみに、これまでの禁煙のやり方としてはタバコ以外の方法でニコチンを補給して徐々に減らしていくという内容が主流だったのですが、チャンピックスはこれらとは異なったアプローチで禁煙を実現します。
このために、ニコチンからはかなり早い段階で離れられるので、従来の方法よりも健康的な内容です。

具体的には、nAChRという脳内の受容体を刺激して、快楽物質のドーパミンを少量だけ放出するというものです。
このnAChRは、タバコを吸った時にニコチンと結合する受容体で、この際にはドーパミンを大量に分泌します。
これにより、非常に気持ち良くなるので、タバコを吸うとリラックスできるなどと言われるのですが、この状態はごく短時間で終了してしまいます。
何故なら、ニコチンは20分~30分で半減期を迎えてしまうからです。

これ以降は、不足したニコチンの補給を要求するために、ノルアドレナリンという不快物質が分泌されます。
これにより、非常にイライラとした気分になり、タバコを吸わずにはいられない状態となります。
この状態は、ニコチンが完全に体外に排出される2~3日間が経過するまで続くので、ほとんどの人は我慢できなくなりこの期間内に挫折することになります。

一方、チャンピックスを服用した場合は、ドーパミンが少量だけ分泌されているのでそこそこ気持ちの良い状態が続くうえに、ノルアドレナリンが分泌されることはないので禁断症状に苦しむことはありません。
また、チャンピックスを服用している状態でタバコを吸ったとしても、nAChRにニコチンが結合することは出来ないので、ドーパミンが分泌されることはありません。

つまり、チャンピックスを服用することにより、タバコを吸わなくても平気でいられるうえに吸っても美味いと感じなくなるということです。
このために、必要性がなくなるので、自然にタバコから離れることになります。
ちなみに、チャンピックスによる禁煙の成功率は約50パーセントと報告されています。

これは、従来の方法による禁煙と比較するとかなりの高確率ですが、それでも約半分の人は失敗しているということもあらわしています。
また、止めれない人にはチャンピックスの仕組みを理解していなかったり、禁煙外来に通うのを途中でやめてしまうなど共通点があるのも特徴です。

チャンピックスで止めれない意志の問題

チャンピックスは、タバコを吸わずにはいられないという苦痛はほとんどないので、従来の方法による禁煙と比較するとはるかに簡単であることは間違いありませんが、意志や覚悟がまったく要らないというわけではありません。
何故なら、ニコチンが体外に排出されるに従い、頭痛やめまいなどの離脱症状に見舞われるケースがあるからです。

これは、タバコを止めたことにより、ニコチンや一酸化炭素などの化学物質の供給がストップされたために、筋肉が極度に緊張してしまうためだと考えられています。
これは、良化途上に生じる好転反応の様な一時的な現象に過ぎないので我慢すれば乗り越えられるのですが、意志や覚悟がなければ失敗という結果に終わることになります。
これが、チャンピックスで止めれない人にありがちな問題です。

2度目の禁煙はタバコの本数が増える

チャンピックスによる禁煙に失敗したとしても、初診日から1年が経過した以降は再び保険適用で購入できるので、何度でもチャレンジすることは可能です。
しかし、2度目以降はタバコの本数が増える傾向にあるので、1度目よりも失敗するリスクが高くなります。

これは、タバコの本数が増えるということは、それだけ口に物を咥えている時間が長くなるということになるからです。
禁煙に取り組むと口寂しさを感じてしまうので、無意識のうちにタバコを吸ってしまうという結果になりがちです。
このために、この様な2度目以降のリスクを回避するためには、ファーストチャンスで確実に成功するのが最適な方法です。