喫煙する女性
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何気ない気持ちで始めてしまったタバコ。なかなか止めるタイミングがなくて、吸い続けてしまっている人も多いものです。
いつでも止められるから、と軽く考えていると体に様々な影響が出て来てしまうかもしれません。

健康を害してからでは手遅れになりますので、今からタバコを止める努力が必要です。しかし、自力で止めるのはかなり大変です。
タバコの害をしっかり自覚して、きちんと目標を立てることがタバコを止めるためには欠かせません。

タバコが体に悪いと分かったうえで止めないのは自分のためだけでなく、家族にも迷惑が掛かっていることを自覚しましょう。
タバコの止め方にはコツがあります。強い意志とコツをつかめばタバコを吸えないことも怖くありません。今すぐ取り組んで健康を取り戻しましょう。

タバコには有害物質がたくさん含まれている

煙草 健康志向が広がり、産地直送やオーガニックなどの食の健康を考える意識が高まっています。
口に入るものへの安全性や鮮度には多くの気を遣う人でも、タバコがどんなものか分かったうえで吸っている人は少ないかも知れません。

なんとなく体に悪そうとは分かっていても吸ってしまっている人がほとんどだと思いますが、細かくその成分を見てみると、とても信じられないような化学物質の名前が発見できるはずです。
タバコはタバコの葉を紙で巻いたもので、一見ナチュラルな印象さえ受けるほど。
大昔から吸っていたわけですから、そんなに体に悪いわけがないという思いもあるかもしれません。

しかし、タバコには約4000種類の化学物質が含まれていて、その中の200種類以上が有害物質です。
タバコの有害物質の中で最も有名なものはニコチンですが、ニコチンの恐ろしいところは依存性がとても高いということです。
その依存性は危険薬物であるコカインやヘロインよりも高いといわれています。

タバコを吸うと落ち着く、ホッとするというのは喫煙者がタバコを吸う大きな理由のひとつですが、これがまさにニコチン依存症の恐ろしい症状なのです。
実はタバコを吸うからイライラが収まるのではなく、タバコを吸わないからイライラしてしまうのです。
体からニコチンが切れるとイライラしてしまうので、タバコが手放せなくなってしまいます。

そのため、止めるのは至難の業なのです。強い依存性だけでなく、ニコチンには青酸に匹敵するほどの毒性も持っています。
かつてはゴキブリやネズミを駆除するためにも使われていたほどです。さらに、ニコチンは脳にも影響してきます。
タバコを吸い続けているうちに、ニコチンがないと活性化できない脳に作り替えられてしまい、ニコチンなしには普通の生活ができなくなってしまうのです。

それぞれの有害物質の特徴

タバコの3大有害物質のひとつであるニコチンですが、他の2つがタールと一酸化炭素となります。
木を燃やした時に嫌な臭いの煙が出てくることがありますが、これがタールの正体です。
植物樹脂で、ヤニともいわれますが、喫煙者のいる部屋の壁紙などが黄色くベタベタしているのは、このタールがこびりついているからです。

タールはベタベタして嫌な臭いがあるだけでなく、発がん性物質もたくさん含んでいます。タールはタバコの煙に含まれ、そのまま喉や肺、皮膚に付着します。
そのため、喫煙者には肺がんや咽頭がんの発症が高くなるのです。

タバコは火をつけても燃え上がることがありません。ものが不完全燃焼した時に発生する物質に一酸化炭素がありますが、体内で濃度が高くなれば中毒となり死に至るほどの危険な有害物質です。
一酸化炭素は体内に取り込まれるとヘモグロビンと結合して、本来酸素を全身へ運ぶためのヘモグロビンの働きを阻害します。
そのため、酸欠状態になり息苦しさや運動能力の低下などを感じるようになってきます。

妊婦がタバコを吸うと胎児が酸欠状態になり、お腹の中で苦しそうにもがく姿を見ればその影響の大きさに愕然とするはずです。
タバコを吸うということは自分自身を危険にさらしているというだけでなく、周りにいる人にも有害物質を振りまいているということを忘れてはいけません。

他にもペンキ除去剤に含まれるアセトン、燃料として使われるブタン、アリの殺虫剤や毒薬として有名なヒ素、カーバッテリーに使用されているカドミウム、工業溶剤に使われるトルエンなどの有害物質が含まれています。
こうした有害物質の毎日の積み重ねが体にとってどれだけ悪影響か想像するのは簡単です。

百薬の長といわれるお酒に比べてもタバコは百害あって一利なしですが、200害もあれば健康を害するのも納得できるのではないでしょうか。
タバコは自分が止めようと思わなければ決して止めることができません。
そのタイミングを決めるのも自分次第。健康を考えるなら先延ばしにしてはいけません。

タバコを自力で止めるには目標を立てる

目標に向かって指をさす人 タバコを止めるきっかけは人それぞれですが、何か目標を立てて取り組んだ方が達成できる可能性が大きくなります。
もちろん最終的な目標はタバコを一切吸わない生活を送ることですが、それを目標として成立させるためには、なぜ止めるのかがはっきりしていることが必要です。

妊娠したから、子供が生まれるから、健康診断の結果が悪かったから。これらはきっかけにはなりますが目標ではありません。
できれば、タバコを止めたらやりたいことを目標として設定するのがおすすめです。そして、タバコを止めたらどんないいことがあるのかを知ることも大事です。
そして、段階的に目標をクリアしていくことも長期的に継続させるコツになります。

例えば、タバコの購入費を貯金して旅行に行く、運動能力の低下で止めていたスポーツを再開する、マラソン大会に出場する、健康診断の結果を正常に戻すための食生活を目指す、部屋の壁紙を一新する、子作りをする、など、タバコそのものだけではない目標を立ててみましょう。

それでも、タバコがあることが弊害になったり、足かせになる目標ですので、モチベーションが下がってきたときにこれらの目標を再確認することでタバコを止めるという自覚をもう一度取り戻すことができます。
それと併用して、タバコの害についてきちんと学べばより成功に近づきます。

女性の中にはタバコの食欲抑制効果に期待して吸い始めたという人も多いものです。
実際にはこの食欲抑制作用はニコチンによってもたらされているもので、実際にタバコを止めると食欲が増したように感じてきます。
しかし、ニコチンが脳神経細胞に働きかけ食欲抑制をさせていることはよく考えればとても恐ろしいことです。

食事をあまりとらずに有害物質をより摂取しているのと同じことですので、健康とともに美容面でも損なうものは多くなります。
さらに、タバコを吸っている人は嗅覚や味覚も鈍感になっています。
本来の味や香りを失っている状態は人生の中で大きな損をしていると感じるのではないでしょうか。

禁煙は健康に近づく努力の一つ

タバコをやめて太るのが嫌だという人は、一緒にダイエットの目標も立てることが必要です。
食欲抑制の効果が弱まり、いい香りと味を繊細に感じることができるようになれば、どうしても食べ過ぎて太ってしまうことが考えられます。
それでもタバコの害に比べれば本来の姿に戻っただけのことです。
意識して食事量を管理すれば太りすぎるということはないはずです。

もしも太ってしまったとしても食欲抑制の魅力に取りつかれてまたタバコを吸い始めることのないように、美容にとってどれだけ悪影響かしっかり自覚しましょう。
また、長期的な目で見れば、タバコを吸うことは基礎代謝を下げますので太りやすい体を作っているようなものです。
痩せているとしてもそれは決して美しさを伴う方法ではありません。
シミやシワなど、老化現象を加速させる習慣を自ら選んでいるということをしっかり自覚しましょう。

健康被害、美容の敵と分かっていても自力で止めるのが難しいと感じるときは、周りの協力をモチベーションにするということもアイデアのひとつです。
タバコを自力で止めるときに、周りの人に宣言することが励みになるのでおすすめです。
職場や家庭で信頼している人物を裏切ってはいけないという心理が働きやすくなります。

しかし、周りの人間が応援してくれるのも最初の1か月程度。
これ以上は成功しても失敗してもあまり興味を持たれなくなってしまいますので、やはり最終的には自分の意志の強さが大事ということになります。
ニコチンの強い依存性がでるのは最初の数日が最も強く、2週間、1ヶ月と続けていくうちにわずかなものへとなっていきます。
依存よりも手ごわいといわれる習慣を変えていくということもポイントになりますので、生活を一新して新たな気持ちで過ごすことが大事です。

チャンピックスなら禁煙を成功できるかも

禁煙マーク 自力でタバコを止める場合でも補助剤を使うと成功率はグンと高くなります。
そこで強い力を発揮するのがチャンピックスというもの。
普通の補助剤は多少のニコチンを含み、摂取することでニコチンの離脱症状を緩和し、喫煙の習慣を変えていくことで徐々にニコチンのいらない生活に戻していくというものです。

しかし、チャンピックスはニコチンを一切含まないので、ダラダラと有害物質を体に取り込むといったことにはなりません。
また、チャンピックスを服用することでタバコ自体もおいしくなくなり、ただの煙を吸っているような感覚になるということです。
その成功率は70%を超えるというデータもありますので、簡単に止められる方法なので注目が集まっています。

チャンピックスの仕組み

チャンピックスの仕組みは、まず、体内に入ったチャンピックスが本来ニコチンが結合してしまう受容体に先回りして占領することから始まります。
そこで受容体を長時間占領することでニコチンを感じるすきを与えません。
そのため、ニコチンが体に入ったことによるイライラの収まりや、リラックスといった今まで感じていた効果がタバコを吸っても得られなくなってしまうのです。

だからといってこれで簡単に止められるといえば言い過ぎになってしまうかもしれません。
ニコチン依存よりも手ごわい習慣というものを改変していかなければいつまでも吸いたい欲求に打ち勝つことができないからです。
もちろん、おいしくないから吸わない、という気持ちにもっていければいいのですが、習慣というものはそう簡単には変わりません。

寝起きや仕事の合間、食後、寝る前など節目節目で喫煙していた人は味うんぬんよりもタバコを吸うという行為そのものが根付いてしまっています。
それでもチャンピックスを服用しているうちは、喫煙してもただの煙をふかしているだけなので、吸っても吸ってもニコチンの離脱症状から逃れられず、そのうちにニコチンの飽和状態になり気持ち悪くなってしまうことがあります。

まるで初めてタバコを吸った時のような感覚になってしかもまずいので、だんだん吸うことに意味を見出せなくなるというのが狙いです。
チャンピックスの服用方法が独特なのもこの狙いがあってこそ。
飲み始めの1週間ほどは喫煙可能といわれることに驚く人も多いのですが、それは吸っても意味がないということを身をもって体感しておくことで、喫煙の衝動をほかのことで解消するという意識に持っていきやすくなるためです。

チャンピックスはそれだけならばニコチンの害も煙もなくなるので、だんだん体調もよくなり、味や匂いに敏感になり、周りの人が吸っているタバコの煙なども気になり始めます。
止めて初めてどれだけ不快な思いを周りにさせていたかが理解できるようになってくるのです。

チャンピックスで成功しても注意が必要

ここまでくればチャンピックスを使って、タバコを止めることに成功したといっても過言ではありません。
気が付いたら1年、そしてもう1年と喫煙から遠ざかる年月を伸ばしていきましょう。
そして、あの頃には戻りたくないという強い信念が最も大事です。

また、大きなストレスや欲求にぶち当たったときに、喫煙ではないほかの方法を用意しておくということも必要なことです。
それがどのような方法であるかは自分で発見していくしかないので、健康を保ちながらいろいろなことに興味を持ちチャレンジしてみましょう。

いつかは止めたいと思っていても人はそんなに簡単にしみついた習慣を変えることはできません。
それが喫煙習慣の恐ろしい部分です。
そのうえで様々な有害物質を取り込む行為はその年月が長ければ長いほど体にダメージを与えてしまいます。
自力でタバコを止めることはもちろん簡単ではありませんが、正しい知識と、大きな目標、そしてチャンピックスがあれば健康で快適な毎日を取り戻すことも夢ではありません。
希望を持って、今度こそ必ずやり遂げると信じてみましょう。